【ソフトテニス】サーブの重要性と初心者向け練習方法を解説します

ソフトテニス

こんにちは、ユズトです。私は左利きの後衛としてソフトテニスを10年以上やっています。特に最近サーブを武器にしたいとサーブに力を入れています。サーブに自信が持てると試合運びがとても楽になることに気付いたので改めてサーブの重要性と、サーブの練習でどのようなことをやっていくべきかをまとめました。

なお、私は学生時代に一応県大会で優勝したり(団体ですが)、社会人になっても地域の大会(小さいですが)で入賞しています。記事としては初級者向けとなっています。

1.サーブの重要性

ソフトテニスでは硬式テニスのようにサービスエースを狙うことはほとんどないですが、ソフトテニスにおいても重要なプレーの1つです。

サーブを武器にすることの大きなメリットは主に3つあります。
・自分のリズムで打てるため試合を自分のリズムで進めやすい
・効果的なサーブは相手のミスを誘うことができたり、有利に試合を運ぶことができる
・サーブは2回打つことができるため、ファーストサーブで攻めることができる

このようにメリットが多いためサービスを自分の武器とすることができれば試合をコントロールしたり、有利に運ぶことができます。
逆に、サーブが苦手だとサービスゲームで主導権を握ることが難しくなってしまうでしょう。

2.サーブの要素

サーブの効果を決めるのは「確率」「コース」「スピード」「変化」の4つの要素です。
この4つの要素を考えた上で一番効果的なサービスを打つのがよいでしょう。

(1)確率

サーブが入る確率で、最も重要な要素です。サーブが速くてもほとんど入らないサーブでは意味がありません。ソフトテニスはセカンドサーブになるとサーブ側が不利になるスポーツです。そのためファーストサーブは70%以上の確率で入ることが望ましいでしょう

(2)コース

サーブを打つコースです。サーブはサイド、センター、ボディ(真ん中)の3コースに打ち分けられることが望ましいですが、ソフトテニスで最も効果的だとされているサーブはクロス、逆クロス側ともにセンターとされています(状況により異なります)。

理由は前衛がランニングボレーをしやすく、相手にパッシングを狙われたとしてもボレーしやすいこコースとされているからです。また、前衛のサーブではサービスダッシュするときに角度のついたボールを狙われにくいとされています。そのためまずはセンターにサーブを集めることができるように練習しましょう。

また、サーブのコースは攻めるために一番重要な要素だと考えます。サーブはどうしてもスピードに意識が向きがちですが、スピードを上げることは確率を下げることになりかねないので、このブログを見ている選手であれば「スピードより、コースと確率」が勝つ近道であると考えましょう。

(3)スピード

サーブのスピードです。サーブはある程度のスピードがあった方が効果的なサーブを打つことができますが、スピードを上げすぎるとサーブの確率が下がってしまう可能性があります。自分にとって確率とスピードのバランスが取れたサーブ、高確率で入れたいときのサーブ、勝負したいときの速いサーブ、セカンドサーブ、と状況に応じて使い分けられるとよいでしょう。

筆者は後衛のため、前衛がボレーしやすいようにコースを重視したファーストサーブを打ちます。そのためスピードは重視していませんが、相手がインターハイに出ているような選手に対してもコースがよいサーブは効果的だと感じています。

(4)変化

上から打つサーブでは「スピン」「スライス」「リバース」「フラット」回転の3種類のサーブに分けられます。このほかにアンダーカットサービスがあり、それぞれに回転の特徴があります。

ソフトテニスではサーブの確率と威力のバランスが重視されるのでドライブ回転でボールが落ちるスピンサーブ(ドライブサーブ)が使われることが多いです。

スライスサーブは右利きであれば左に曲がるサーブ、左利きであれば右に曲がるサーブです。そのほかにはバウンドが低くなる、スピードは出しにくいなどの特徴があります。相手に低い打点で取らせたいときや、回転の変化でミスを誘う場合に有効なサーブになるでしょう。

女性ではリバースサーブの選手も見られます。リバースサーブは右利きであれば右側に曲がるサーブのため、相手のバックハンド側に曲がるため相手にバックハンドを打たせることができます。一方でスピードはほかのサーブより多少劣るでしょう。

フラットサーブはスピードはありますが入る確率が低いのであまり使用されていません。

最後にカットサーブは回転量によってファーストサービスとしてもセカンドサービスとしても使えます。ファーストサーブして使う場合はWフォワードのペアによく見られます。また、身長が小さい小中学生女子もカットサーブを使うことが多いようです。そのほかですとインドア(体育館)ではカットサーブはよりバウンドしないのでインドアの大会でもよく見られます。

サーブは重要な技術の一つで試合運びを左右します。サーブごとの特徴を理解してサーブを選択しましょう。

3.サーブの練習方法

ここではサーブので最も大切な確率を上げる練習とサーブの威力と確率の両方を追求するのに必要なサーブのドライブ回転をマスターする練習の基礎を紹介します。初心者の練習として並行して練習していくと効果的かと思いますので参考にしてみてください。

3-1 サーブのグリップについて

サーブのグリップは「イースタングリップ」もしくは「セミイースタングリップ」がおすすめです。

イースタングリップは包丁握りとも呼ばれていて、ラケットを地面と垂直にした状態で包丁を握ようなグリップです。

セミイースタングリップはイースタングリップから1段階ウエスタングリップ寄りにしたグリップになります。

イースタン、セミイースタングリップが最適な理由は、手首の可動域がウエスタングリップよりも広がるのでより、威力、回転のかかるサーブを打つことができるからです。

最初はストロークと同じウエスタングリップの方が打ちやすいと思いますが、長期的に見た時にウエスタングリップでは上達しないので、サーブは握り方を変えましょう。

3-2 サーブの確率を上げる練習

サーブの確率を上げる練習は「サービスラインからサーブを打つ」です。練習方法は次の通りです。

①サービスラインからサーブを打ってサービスボックスにサーブを入れます。

②①がある程度できるようになったら一歩下がり、同じようにサーブを打ってサービスボックスにサーブを入れます。

③これを繰り返しサーブの位置(ベースライン上)まで到達します。

この練習をすることでまずはサーブを入れる感覚と意識を養ってください。
※動画でも7分前後から練習をしているの併せて参考にしてみてください。

【参照】あゆタロウチャンネル
3-3 スピン回転(ドライブ回転)をかける練習について

サーブの回転で確率を上げるため、ドライブ回転のかける練習も重要になってきます。

サーブのドライブ回転のかけ方は文章にすると説明しにくいので以下の動画を参照してみてください。
特にサッカーのスローイングやバスケのチェストパスを例として挙げているのでイメージがつきやすいと思います。
(※硬式テニスの動画ですがソフトテニスのサーブにも同じことが言えますので参考になります。)

【参照】湘南インドアテニスクラブ

動画に捕捉ですが、この練習をするとき、片膝立ちで練習するのもおすすめです。低い位置から練習することになるのでより回転をかける意識が生まれますし、下半身を使わない(使えない)ので、腕やラケットの使い方に意識を集中できます(上のあゆタロウチャンネルの動画でも練習方法として紹介しています)。ぜひやってみてください。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回のブログでは皆さんにサーブの重要性と効果的なサーブとはどのようなサーブなのか、効果的なサーブを打つための基礎的な練習方法をご紹介しました。

テニスは4分の1は自分がサーブを打ちます。この時に優位に立てると試合の組み立ても、メンタルも安定してきますので、ぜひ効果的なサーブが打てるように練習してみてください。

今回は以上です!

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